大阪では1年ぶりの「老猫専科」でした。


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前半は、

猫の老化に伴う体や行動の変化、
食事や住環境の工夫、
老猫に多い病気と治療・介護の概念、 
老いと病気の違い、
動物病院での治療と自宅の介護、
延命をどう考えるか、
そもそも猫はそれを望んでいるのか....

など、
一つ一つがとても深いテーマです。


しかも、

猫だけの話ではなく
人社会の影響を少なからず受けているとして、
人の老いとその環境についても
気付きを得る機会となりました。


日本は世界の中でも長寿大国として有名で、
人も犬も猫もとかく長寿がもてはやされる時代です。

が、裏を返せば寝たきり大国でもあるのです。


長生きということだけにとらわれず、
そのQOLをいかに充実させるか。

そしてそのQOLの基準は、人それぞれ。
猫それぞれ。


猫が食を断ち、通院を強く拒んだときに
お医者様に行かない勇気を持ち続けることはできるだろうか。

世間の意見(治療しないことへの批判)に左右されず、 
猫の望んでいる(であろう)自然死を受け入れることができるのか。


あるいは 逆に、

猫がどんなに嫌がっても通院させられるか。
出された薬を飲ませ続ける心を持続できるか。

それはエゴや押し付けではないか?という
自責の念にとらわれないか。


...答えは受講者様それぞれの心と、お家の猫さんの中に...




老猫専科では、

講師の南里さんがかつて経験し、
後悔の念に駆られたこともすべてお話くださいます。


受講者の私たちは、そのいろんな経験談を
「私には無理、それは出来ない」  
「私もそうすると思う」
「私に出来るだろうか」 
と、自分に照らし合わせてシミュレーションすることも出来ます。


そうやって最期の寄り添い時に
「よく生ききったね」
「ありがとう、いってらっしゃい」
と言えるようにレッスンしていくのです。




そして前半の最後は、

2016年1月に食を断ち、
薄っぺらい体になりながらも初めてお庭に出て
草の匂いを嗅ぎ、自然の中に身を置く喜びを覚え、
旅立ちまでの約1ヶ月をキラキラと生きた福助くん(通称 福ちゃん)のお写真で締めくくられます。


痩せていく体に反比例して輝きを増していく目。

その瞳が私たち猫と暮らす人に
どうあって欲しいかを教えてくれている...

ように思いました。



南里さんのセミナーは
すべて実在の猫たちからのレッスン。


老猫だけでなく、
まだまだ若い猫と暮らす方にも
いまから聴いておいていただきたいお話ばかりです。


また大阪でも必ず開催しますが、
それまで待てない!という方は
是非書籍でお読みになってみてください。





来月の後半編はお手入れや介護について
動画も入れての講義となります。


また報告を楽しみにお待ちくださいね。