9/7(土) 老猫専科前半、そして、泉大津会場では初めての「森のデスカフェ」、どちらも満席で終了しました。
前回の老猫専科 前半の報告は
今回は猫楠セブンの現在の写真を見ながら、ここ最近の体調やその対策についてのお話からスタートしました。
*猫楠セブン...猫楠舎で南里さんと暮らす7匹の猫たちのこと。全員10才越え。最高齢は22才のモンちゃん
・尿路変更している玖磨ちゃんのシャンプー事情と最近目が見えなくなってきたこと、
・南里さんのblog「ご機嫌元氣」にも書かれていた、なっちゃんの立ちシッコのこと、
・猫楠舎に来た頃、血尿が続いていたトーマくんのこと、
・鼻炎の夜ちゃん、ドリームラブ(サプリ)でスッキリ症状緩和したこと、
・モンちゃん、夜中の決まった時間に覚醒、遠吠えしたり噛み付くことがあるというお話(かつてのズズさんも晩年同じようなことが見られた)、
・ちぃちぃは体温が高いので、涼しくなってくると最高齢モンちゃんがくっつくようにして眠る姿...
老いとともに変化する体、性格、出てくる症状。
それらに驚き、戸惑い、つい嘆いたりしてしまうことは、彼らの1/4のスピードでしか年をとらない私たちには致し方のないことです。
が、何とかして元の元気な頃のあの子に戻って欲しい...という気持ちは期待となり、その通りにならなかった時、失望に変わっていきます。
その時、ガッカリされてしまう側の猫たちの気持ち.....
老いの坂道を下り始めた愛猫は、どんなかたちで残りの生を過ごしたいだろう?
その坂道を、ゆっくりと一緒に景色を楽しみながら伴走できれば...
きっと皆さん、ご自分の猫さんや、お家の環境と重ねながら、いろんなヒントを持って帰っていただけたことと思います。
たくさんの写真とともに老いの姿を見せてくれた猫楠セブンには、悲壮感のかけらもありませんでした。
「少しずつ見えなくなってるって? おら、気にしたこともねぇだ」by 玖磨
「掃除機も雷も聞こえなくなってヤレヤレよ」by モン
そんな声が聞こえてきそう...
老いを受け入れられずにジタバタするのは人間だけなんだな、と少し恥ずかしくなるくらい、のんびりした姿の猫楠セブン。
いつもあるべき様を教えてくれるのは目の前の猫たち。
「は? 何焦ってんの?」と冷ややかな目でみられないよう、「受け入れられる」私であろうと、またまた心新たにいたしました😌
そして、私自身初体験の「デスカフェ」
デスカフェとは...
今回は、南里さんオリジナルの「ニャンゲーム」で、カードにかかれた質問に答える形式で進行。
(答えたくなければ答えなくても全然OK)
安楽死、尊厳死、自死、延命、お葬式、お墓などなど、自分とはまた違ういろんな考えが聞けましたし、魂や「あの世」の存在についてみんなで想像したり、身近な人(犬や猫)の死についての経験、臨死体験のお話もありました。
終活という言葉が一般的になり、自分もまたいつか死ぬこと、死んだ後のことを冷静に考えられる世の中にはなってきていると思います。
私も自分が先に死んだらこうして欲しい、といういくつかのことは夫に伝えてあります。
でも、こうしていろんな人と死について語り合うと、「あ、こういうこともしておかないと」とか「そういう方法があるのか」とか、死について考える幅が少し広く、緩くなったような気がしています。
デスカフェってこんな感じなのかな?という想像を越えて、私にとってはすごく新鮮で意味深い時間になりました。
惜しみ無くご自身の経験や考えをお話くださった皆様、ありがとうございました。
奇しくも今夜、Yahoo!ニュースでロンドンブーツの田村さんが慶應大学院で「死者との会話」について勉強を進めている、という話を読みました。
ロンブー淳さん 慶應大学院生になっていた
生き方や働き方にはたくさんの選択があり多様性に富んでいるのに、死に方についてはまだまだ自由に選べないということに疑問を持たれているようで、まさにデスカフェの目的の一つではないか!と、なんだかちょっと嬉しくなりました。
今後の彼の発信に注目しておこうと思います。
さて、今回の写真は...
白飯と明太子😂
たまたまお米と明太子を同日にいただき、夏の後半はこれが元気の元でした✨
(おかず要らず~😆)
なので、デスカフェ版ニャンゲームで「最後の晩餐には何が食べたい?」という質問には迷わず「白飯と明太子!」と答えました😆
アタチには明太子くれなかったわね..... by こまちゅ
最後までお読みくださりありがとうございました。