ムツゴロウこと畑正憲さんの「ムツゴロウの動物交際術」
犬との付き合い方について、日ごろから何かと共感点の多い
チャーリードッグスクール代表 夏目真利子さんが
前々からオススメしておられた本。
シッティングの移動中に何気なく読み始めてみたら、
ムツさんの言葉のなんとシックリくること!
そして、
猫の學校や猫スクールで學んだことにリンクし、
腑に落ちていくことがたくさん。
激しくうなずいてしまう箇所がたくさんあるのですが、
どなたにでもわかってもらえそうな部分をいくつか抜粋します。
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時代が進むにつれ、人は自然から離れて暮らすようになった。
自然・・・その中には、犬や馬も含まれ、鳥や昆虫も含まれている。
命あるものから遠ざかるにしたがって、命あるものとの付き合いの仕方を
学ぶチャンスを失いがちになる。
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たとえば愛を語るものが多くなり、しかも語るだけではなく
自分が知り得たものが最上だと錯覚し、
それを他人に押し付けるようになる。
もともと千差万別、一人ずつ違う形をとるべきものをだ。
鋳型にはめこまなければ満足しなくなる
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自然の中で人が暮らしていた頃には
行為がそのまま結果につながることが多く、
理屈を三段、四段と積み重ねる必要がなかった。
薪を拾いに行ったとしたら、拾えば拾うほど量が増えたし、
それを燃やせば暖かくなった。
~中略~
バランスの悪い世界のやりとりは動物との付き合いにはないわけであり、
だからこそたまには動物と遊んで、動物と一緒に仕事をして、
命との直接的な触れ合いをすべきだろう。
それはきっと人の心を豊かにしてくれる
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どうでしょう?
前後の文章がなくてもなんとなく伝わりますでしょうか?
今週末開催される「猫の學校」では、私達を取り巻く時代や環境の変化、
昨今の猫生活事情にも触れつつ、同じ自然界に生きる動物同士としての
感覚・目線をいかに身に付けるかを、折に触れてお話していきます。
「猫に一目おかれる人」には、本やインターネットで文字を追っているだけでは絶対になれません。
ムツゴロウさんのように、たくさんの動物に触れ、感じ、
自身の内側に積み重ねてきたものこそが、本当の活きた情報。
50余年の猫暮らし、24年のキャットシッター歴から
述べ5万匹以上の猫とその暮らしを見てきた南里秀子さんのお話もまた
活きる情報。
南里さんのお話し一つ一つが、皆様の知恵やデータ、
判断の手がかりとなってくれることでしょう。
本気で猫と向き合いたい方、どうぞお話し聴きにいらしてください。
猫の學校 大阪 11/28(土)・29(日)
詳細・申し込みはこちら
お申込み、お待ちしております。